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田んぼ屋のお米について
田んぼ屋のお米は、農薬を一切使用しない有機栽培でつくっています。有機JAS認定を受けており、検査員による定期的な田んぼの検査も行っております。
きっかけは農業を始める前に知り合いの野鳥の会の会員の一人が天然記念物、オオヒシクイの観察する為、私の家に来た事です。その方からオオヒシクイが稲を刈り取った後に出る2番穂を食べていることを教えられ「オオヒシクイに農薬の入っている稲より有機栽培の稲を食べさせたい」という話を聞いたのです。そこから、圃場の生産物に薬が散布されていたり、入っていることは良いのか?オオヒシクイだけではなく他の動物や人間も食べて良いのか?と疑問を持ち、有機栽培でお米を作ろうと思いました。
- 有機栽培を始めてみて、分かったこと。
- それは、有機栽培がどういうものか理解をしている人が少ないという事。
まず、農薬、化学肥料を使っていない『有機栽培』より、県が決めた量の農薬、化学肥料を使った『特別栽培』の方が良いお米だと思っている方が多いのです。
有機栽培には苦労も手間もかかります。田んぼの畔に草が生え、田んぼの中には雑草が生えます。思っている以上に手間がかかり雑草が生える分、収穫量が少ないのが現状です。
- 今後の展望
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- 収穫量を増やし、多くの方に有機栽培を知ってもらい、食していただく。
- 有機栽培が環境保全に役立つ事を知ってもらう。
- 国内で米の消費量が減ってきているので、海外にも販売していく(TPPを見込んで)。 などができたらと思っています。
田んぼ屋の5つのこだわり
- 田んぼに撒く肥料はオリジナルでブレンドされた自家製肥料です。7つの肥料をを混ぜ合わせて肥料を田んぼに撒いています。
米ぬか・バーク堆肥(木材表皮)・籾殻燻炭・天然塩・クズ大豆・クズ麦・ミネラル(貝化石)・グアノ(天然りん酸) 100%有機質の有機肥料です。
- ご注文を受けてから、精米いたします。
お米は、精米後(米糠をとった時)から味・品質がどんどん低下していきます。皆さんに新鮮で美味しいお米をお届けする為に、ご注文後、すぐに精米し、その後すぐに発送しています。
- 田んぼ屋は、有機JAS認定を受けています。
検査員が田んぼの検査を行い、皆さんに安心・安全なお米をお届けしております。
- 田んぼ屋のお米は全て玄米の状態で平均12℃の冷蔵庫で保存しています。玄米で保存し、ご注文後に精米する事でお米の味、劣化など品質の低下を抑える事ができます。また、低温保存することによりお米の呼吸、成分の変化を抑制します。
- 自然、生物にやさしい米づくり。
「農薬を使用しない」有機栽培によって、河川の汚濁、農地(土壌)の汚染を抑えることができます。また、田んぼに住む動物・生物に害を与えません。そのため生態系が維持できます。
収穫までの流れ
- 塩水選別
- 前の年に取った種もみを塩水に入れて選別します。
塩水に入れた種もみは、軽いものは浮いて、重いものは沈みます。
沈む比重の重い種のみを使っています。
- 温湯消毒
- 通常だと消毒は、農薬を使う事がほとんどですが、当農園では温湯消毒で行っております。
塩水選別で選別した比重の重い種のみを使って温湯消毒します。
60℃のお湯に7分間つけ、カビや細菌を消毒します。(バカナエ病を防ぐために行います。)
温湯消毒後、浸水 → 催芽(芽出し)を行います。
浸水は、冬の冷たい水を桶にはり、種もみをつけます。
- 種まき
- 機械を使って苗箱に種まきをします。
- 育苗プール
- 種まきした苗箱を水をはった育苗プールに並べます。
その後保温シートをはって育てます。1ヶ月くらいかけて育苗を育てます。
その期間を使って次の作業に進んでいきます。
- ボカシ・ボカシ散布
- 田んぼに撒く肥料(ボカシ)は自家製で作っています。
米ぬか・バーク堆肥(木材表皮)・籾殻燻炭・天然塩・クズ大豆・クズ麦・ミネラル(貝化石)・グアノ(天然りん酸)を混ぜ合わせて肥料を田んぼに撒いています。
- 田植え
- 耕起 → 代かき → 田植え の作業です。田をおこして水をはります。
そして、育苗プールで育てた苗を使って田植えします。
- 除草作業
- 除草作業は、まず機械で行います。ただし取り切れない草は手でしっかりと除去します。
通常は、除草作業は農薬を使って行う事が多いです。また害虫(カメムシなど)に稲を食べられないように殺虫剤を撒く事が一般的です。
- 稲刈り
- 収穫の時期が来ましたら稲刈りを行います。その後、乾燥 → 籾摺り を行います。
乾燥は乾燥機を使用し、水分にばらつきを無くすために行う作業です。
穀物検査員によるお米の検査には水分の基準値もあるため、条件を満たすよう乾燥を行います。その後、籾摺りをして玄米にします。
- 色選別
- 玄米の状態で色彩選別機にかけます。カメムシ被害米や着色米を除くためです。
品質的には問題はありませんが、キレイな状態のお米のみを提供するためにしっかりと行います。
- 冷蔵庫保管・精米
- 色選別が終わったお米は、玄米の状態で冷蔵庫保管します。
精米していまうと酸化が始まってしまうため、注文が入ってから精米します。
- 精米、袋・箱詰め
- 精米後、袋・箱詰め作業を行い、出荷します。
- お届け
- お手元に届きましたら、美味しくお召し上がりください。